外国コインは両替できません。高く売るならコインをまとめて鑑定することです。普通の人ではどれがレアコインかわからないからです。キャットコインの価値と買取店をご紹介します。
どこで売る?高く売るには?
インターネットに慣れたユーザーはオークションで売るものですが、利用方法や規約などを理解して成立するものです。経験豊富な人ならヤフオクで高く売れると言いますが、マン島キャットコインのような外国の記念硬貨が思ったように高価で売れるとは限りません。
銀行で両替するにも対応している銀行を探さなければならないでしょう。外貨の両替を受け付けているといっても、イギリスポンドとマン島キャットコインでは種類が違います。
簡単な方法は買取業者に持ち込むことです。
古銭、記念硬貨、外国コインなど一度にまとめて換金ができます。出張買取で不用品をまとめて売ると査定額が10万円以上もありえます。
ペンダント入のものや、額面1/10オンスのコインなど種類から価格までそれぞれ違います。自分では価値がわからないからと言っても信頼できる業者なら適正価格で買取するでしょう。
個人売買でも高い値段すぎれば売れず、安すぎれば損をすることになります。相場を知らない一般人では良い取引をするのは難しいのです。
実績豊富で確かな鑑定のできる業者なら外国記念コインでも引き取ってくれます。昔は質入れするくらいしかありませんでしたが、今は女性査定員も在籍するなどで業界も変わってきました。質屋は後で取り戻すこともできますが利息の支払いがあるため、手放して売るなら買取業者にそのまま処分してしまいましょう。
断捨離や遺品整理などで古銭や古いお札を処分する人が増えています。コレクションの人気も切手やコインなどからアイドルグッズ、モデルガン、フィギュアなどに移っていきました。売りたい人が増えることで売値が下がっていくことも考えられます。マン島キャットコインは猫のデザイン性とロケット(ペンダント)タイプがあるなど種類も豊富です。
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マン島キャットコインの価値
マン島キャット金貨は買取価格が安定的です。重量で決まるのは金と同じです。1オンスあたり10から15万円前後になっています。時価のため、将来の相場は予想できません。
マン島キャットコインとは1988年から2012年までマン島 (Isle of Man)で発行されていた記念硬貨です。表面にはエリザベス女王2世、裏には猫の刻印がありコレクター心理をくすぐります。
毎年製造されていたもので、猫や女王のデザインも違うものになってるプレミア品でしょう。
ゴールド自体がレアメタル。世界が再び金融危機になっても、価値を保ってくれます。
ペルシャ猫やシャム猫、マンクスなど愛好家が好みそうなデザイン性も人気の理由です。高額査定されるものなら一つで10万円以上と言われています。マン島はレースや記念イベントも開催されて独特の存在感を持っています。
日本の記念コインとは違ってイギリスの硬貨になるため国内では貴重な存在です。ただ記念硬貨の価値は下がる傾向にありますから、外貨でレアコインでも相場には注意が必要でしょう。
売値がいくらになるかは鑑定してみなければわかりません。
交換両替はできる?
両替といったら次のようなものがあります。
・銀行 郵便局
一つでも交換可能。ただし記念硬貨は日本のもののみ。
・両替商
宅配両替などサービスを展開。外貨は決まった単位で両替できるが、100ドルなど切りのいい数量のみ受け付けている。
・空港両替
成田空港のGPAなどがある。旅行時の外貨の両替には最適。記念コインは対応していない。
・FX会社
現物受け渡しのできる所に限られる。マネーパートナーズなど一部。
・買取店
外貨からコインまで換金できる。
どこでも手数料はかかります。銀行や空港が高いと言われていて、買取店は無料がほとんどです。
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買取相場と買取価格
額面と購入金額通りの鑑定額にはならないものです。最高額が付くのも美品か未開封品と言われていて、手垢で汚れてくすんだものは減額されて価値が下がります。未使用未開封は収集家に特に好まれて驚きの高値が付きます。
銀行で外貨を両替するときにも為替相場の影響を受けます。買取業者を利用する場合でも円相場や市場の需給バランスが関係してきます。欲しがるような収集家が減ってきて、価格は下がっていく傾向にあるのです。
円安になると自動車メーカーなど輸出系企業の業績が上がると言います。マン島キャットコインも外国の通貨ですから売値は為替相場など複数の要素で決まります。もちろんイギリスなど外国で交換するなら円相場は関係しないでしょう。
業者のホームページにも参考価格は書いてありますが、実際の鑑定額は見てもらわなければわかりません。価値を調べたいなら査定会社にみてもらうことでしょう。インターネットからも申し込みができて全国対応しています。一部で偽造コインも出回っていて、真贋鑑定して査定額に納得したら買取成立です。
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マン島キャットコイン種類
項目 | 1オンス | 1/2オンス | 1/5オンス | 1/10オンス | 1/25オンス |
---|---|---|---|---|---|
直径(mm) | 32.7 | 30.0 | 22.0 | 17.95 | 13.92 |
厚さ(mm) | – | – | – | – | – |
質量(g) | 31.103 | 15.551 | 6.2206 | 3.1103 | 1.244 |
表面の刻印がそれぞれ違います。マンクスポンドという通貨のとおり、独自のコインがあります。イギリスの王立造幣局発行ではなく、マン島の政府発行のものになります。
コメント
マン島TTレース観戦したついでにキャットコインも購入してみました。
ただコインを買ったのはIsle of ManではなくGreat Britainです。マン島自体はオフショアなので店が多くはないので、お土産自体は本島で購入しました。
イギリスといってもあの国は一つでもないので、マン島の雰囲気は独特でしたね。イギリスと言えば投資にも盛んな金融街。「価値が下がらない」「投資目的」という触れ込みで金貨を買わされました(苦笑)
マン島独自の猫と言ったらマンクスですね。元々イギリスは島国ですから独自品種が出やすい。日本のようにガラパゴスかというと、そうでもないですけど。ただ最近イギリスはEU脱退して独自路線を歩もうとしてます。ガラパゴス化してくんでしょうかね。マンクスもけっこうかわいらしいですけど、イギリス猫というとパッとしない印象。アメショーみたいに日本人人気もないです。
イギリスのアンティークコインは世界でも有数のプレミア。経済や金融の中心と言ったらやっぱりアメリカ(NYウォール街)イギリス(ロンドン)ですから。投資家や富豪が買うからこそ、世界一のプレミア価格になります。一般庶民が100万円で買うのとはケタが違う話です。コインオークションでも一つ10万円から50万円のものが多いですし、実際1億円以上の出品がたくさんでるわけないですよね?欧米の実地オークションというと格式があって雰囲気も特別。英国人の文化が出ています。
金貨は有名人でもいれれば売れるんだろう。エリザベス女王もある意味タレントみたいなものだし、君主だといっても人気商売だね。日本のコイン作りでも天皇陛下をプリントしたって売れないかな?女王陛下でフェミニストの国だからウケるとかあるわけで。